個人街金の先引きシステムは心理的には悪くない!

個人の街金の場合は、金利の先引きというシステムがあります。
前もって利息分を元金から差し引いて融資を行うというものです。
「ええ?!先引き!?先引きをされる街金なんて嫌だ…。」
これは、誰もが思っていることです。
管理人も、優良な小規模の街金を利用したことがありますが、闇金以外にも先引きされる場所があるのか?!と驚いたことがあります。
しかし、先引きも悪いことばかりではありません。
先引きにこだわることで、逆に良い距離感で小規模消費者金融を使えるようになる、そんな話です。
先引きとは?解説しましょう
そもそも、先引きとは何なのでしょうか。先引きとは、手数料や金利を先に抜かれた、その金額のみを融資される方法のことです。
つまり、30パーセントだった場合、10000円ではなく7000円、そして手数料が1000円なら、それを引いた6000円をゲットできるシステムということです。
そして、10日後には10000円を支払うので、まあその分の金利を先に引いた金額を借りるというテイですね。
10000円を借りたかったのに、マジでふざけた制度だ。こうやって怒り狂いたくなる人は少なくありません。
確かに、自分もイヤな気分になるのは目に見えていますし、実際ビックリしました。
しかし、先に利息を支払っているのですから、考えようによっては少し気が楽です。
仮に、10000円で先引き無く、そのまま全額融資をしてくれたら返済すべきは14000円になります。
払っている金額は一緒なのですが、人間の心理的にそれは損をした、と思ってしまうのです。面白いですよね。
お金を落とした?と考えられるか?
心理学の話になるので申し訳ないのですが、やはり借りようと思った金額を返済する時、その金額より高く返済するのはイヤな気分になるそうです。
10000円を融資します、という感じで貸主から声をかけられ、1万円を手に入れた時にルンルン気分で4000円を落としてしまったとします。
マジで最悪ですし、自分のバカさにギロチンを購入したいと思うはずですが(そんな金は無いはずだ)、結果的に諦めて6000円で何が出来るのか、ということを考えます。
そして、10日後の返済日には4000円を落としてしまったのですが、決まりですので10000円を返済する気持ちになり、次も借りようと思えるわけです。
しかし、10000円をまるまる借りてしまっても、金額が多いために若干財布の紐が緩んでしまい、散々してしまう方もいるようです。
無駄なお金を2000円使ったとして、残りは8000円です。
まあ、使わない場合もあるでしょう。10000円はやっぱり使うと返済できなくなるかもしれない、ということで使わずに何故か、懐に隠す人もいるかもしれません。
しかし、10日後に訪れる返済日に、不思議と返済したい気持ちになりません。
もし、ここで10000円だったら良いのでしょうが、140000円を返済するとなると、急に4000円分が惜しくなってくるのです。
使ってしまった方は、“14000円も支払うのか!?”と思いますし、怖くてとっておいた人は“何もしていないのに、140000円返すのか…”
ということで、何か嫌な気分になって、結果的に滞納してしまうわけです。
先引きは心理的に悪く無い
ここまで読んでくれた方は理解できたと思いますが、人間の心理的に先引きは悪いシステムではないのです。
もちろん、金利の高い闇金だとかソフト闇金自体を利用しないにこしたことはありません。
とはいえ、やはりどこからもお金を借りれなくなってしまった場合は、こういった個人の街金でしかお金を借りれなかったりもします。
そうなればある程度は安心して借りたいですよね。
滞納癖がある方は、ぜひ先引きで一度借りてみてください。
案外、真面目に返済できるかもしれませんよ。