昔懐かしい味、それがのり弁です。

しかし、昨年のニュースで、のり弁の価格高騰などが関連して、どんどん廃れていく見通しが発表されていました。

よき昭和期の愛すべき弁当であった、のり弁。

私たちの日常は、ハンバーガーやインスタ映え、さらに簡易なホットスナックに奪い取られてしまったのです。

それは、消費者金融も一緒です。

消費者金融をサラ金という人間はもういない

私たちが借金をしていたあの頃、私たちが利用していた大手消費者金融は、「サラ金」と呼ばれていました。

サラリーマン金太郎の略称だと勘違いしていたバカもいましたが、それはそれで安心できる間違いですのでいいでしょう。

問題は、ガチンコの大手消費者金融の方ですよね。

そもそも、サラ金はサラリーマン金融と呼ばれており、実はヤミ金レベルの金利で貸付けを行っていました。

貸金業法の改正で、総量規制。サラ金ショックが訪れ、さまざまな方が自殺し続け、社会問題になったことは記憶に新しいところです。

そしてその後、プロミスやらアコムなどが今っぽいやり方で新たな時代を築きだし、金利もひとまず落ち着いたクリーンな印象へと変貌させていきました。

もちろん、今でも大手消費者金融でお金を借りる、ということを言えばたちまち恋人に逃げられるような時代ですが、それでも大手消費者金融は涙を見せずに戦い続けてきたのです。

しかし、今はどうでしょうか。

AIが管理して審査するとか、コンピューターに個人情報を入れてそれで審査するとか、昔のように血が通った審査は行われていません。

さらさら人を審査する気もないのでしょう。

正直、それは寂しいというか、何でかな？と思います。一昔前のサラ金の時代の方が人間味があって良かったです。

実はサラ金は心温まる文化

そもそも、サラ金時代は今の大手消費者金融よりずっと金利を取っていました。前述したように、ヤミ金と同様レベルです。

しかし、そんなサラ金であっても、ひっきりなしに利用者が訪れ、融資を受けていたことを思い出します。

そもそも、サラ金は怪しいですが、しっかりとデカイオフィスを設けており、ネットなどが無い時代ですので、皆カウンターで申込をしました。

懐かしいですね。

銀行の窓口のような雰囲気でしたし、借りれるか、借りれないのかなど、いろいろと担当のおっさんが、アドバイスをくれたことを思い出してしまいますよ。

「兄ちゃんさ。60万円までいけそうだけど、何に使うの？本当にさ、返せるの？」など、今思えばおせっかい野郎もいいところですが、不思議とそればまた心を癒すのです。

まさに、お金の相談です。

さらに、その目の前で現金を渡してくれたところも、ビンビンに痺れた部分ですよね。

怖いというよりは、人と人が顔を合わせた信用取引だったので、本当に真面目に働いて返済しよう！ということで、気合いが入ったものです。

時代の変化が寂し過ぎる

とにかく、冒頭で紹介したのり弁もそうですが、おばちゃん、おっちゃんたちが真心こめて作ったのり弁の味より、マニュアル化された外国人、業務用マシンが作ったゲロマズハンバーガーの方がうまい、というのですから驚きです。

そして、大手消費者金融。

AIだの、WEB完結だの、人と話すことがなく取引をすることができる、という驚きの状態にまで進化を遂げてしまいました。

誰の顔も、誰の声も、誰の気持ちもそこには入っていません。

サラ金時代には、申し込み時に電光石火、きらめいた瞬間がそこにはあったのです。

そもそも、ヤミ金が未だに蔓延っているのは、サラ金の良さが関係しているかもしれません。

以前、悪徳消費者金融に主婦がのめり込んでしまい、社会問題に発展したことが思い出されます。

小規模消費者金融は、優しい言葉で主婦と会話をしてあげ、そして増額したり滞納する時もしっかりとオフィスに呼んで、眼と眼を合わせて話してくれたそうです。

確かに、金利はトイチ、トニどころの話ではありませんが、それでも主婦は借り続けたのです。

離婚したり、破産宣告を受けたとしても、まだまだ小規模消費者金融に借りてしまうかもしれない…ということを言う方がいたほどです。

それは、本当に危険な兆候ですが、分からなくもない、というのが本音です。

サラ金のことを考えれば、こういった人たちが、どんどん借り続けてしまう気持ちも分かるのです。

優良消費者金融は無くしたらいけない！

さて、そんな昭和や平成初期の時代に戻りたい管理人なのですが、管理人がおすすめする消費者金融は、その当時の良いサラ金部分だけを踏襲しています。

つまり、人と人がしっかりと繋がっているのです。

もちろん、悪徳な消費者金融ではないので、金利もあり得ない金額ではありませんし、先引きがあったとしても手数料の3000円程度です。

ほかの小規模消費者金融と違うところは、完済がしっかりと短いサイクルで可能であり、人と電話でしっかりじっくり話すことができるところです。

もちろん、闇金でお金を借りたらいけません。しかし、どうしてもお金を借りたい、というブラックに声と気持ちに応えて上げることができる、そんな小規模消費者金融があってもいいと思っています。

のり弁はまだまだ無くしてはいけません。それと似たような感覚でいます。

そして、小規模消費者金融も無くしてはいけません。これは、我々からの現代社会への警告です。

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