闇一歩手前の消費者金融でお金を借りてたアホな元カレ…
これは、私の元カレの闇金体験談なのですが、聞いてあげてください。
私は、彼のことが本当に大好きだったのですが、この一件で一気に熱が冷めてしまい、彼のことを振りました。
闇金であったり、はたまたヤミ金じゃない消費者金融などでお金を借りている人がいたら、ぜひこの体験談を読んで学んでください。
まず、彼は自分のことを「小生(しょうせい)」と読んでいたんです。
なんか、自分をへりくだした言い方らしいのですが、どうも古典小説にかぶれいているアホみたいで気持ち悪かったんです。
でも、当時はまだ私は彼のことが好きだったし、小生といっていたのはあだ名だと思っていました。
10数年前、香田ショウセイさんでしたっけ?イラク戦争に巻き込まれて斬首刑にされた動画が出回ってた気がしますが…。それからショウセイっていうあだ名になったのかなと思ってましたよ。
まぁ、それはどうでもいいのですが、とある日にこんなことを言い出したのです。
「小生、焼肉店を開いて、文豪たちの集う場所にしたいで候」
彼は、とても焼き肉が好きで、いっつも私のために近所のセイコーマートの半額の脂ギトギトの牛丼を買ってきてくれました。
今思うと、とっても危険人物的な彼だったのですが、毎日のように
「アナタのために、牛丼を購入してきたで候。小生、牛肉というものは一度も口にしたことがなく、明治の文明開化の音が聞こえないで候」
と、ボイスレコーダーに吹き込んだものをいっつも車でかけてくれたんです。
まぁ、ちょっと変わっている彼だったのですが、照れ隠しだと思って微笑んでいました。顔は坂本龍馬と新渡戸稲造を足して3で割って、前田利家と伊達政宗を足したような顔をトッピングした感じだったから、イケメンでした。
そんなある日、彼から驚きの電話が来たのです。
「そなたは、戦後間もなく多くの場所で広がった闇市をご存知だろうか。そのころ、米不足であるから故に日本酒の製造が禁止されていたで候」
いきなり、この人は何を話はじめたのか?と、思っていると
「その闇市の裏で、日本酒、ドブロクが作られており、それらを罰するために政府が、特撰、1級、2級という日本酒の等級制度を作ったで候。闇市という響き、心に快い風が吹き抜けるで候」
と。
「意味が分からないけれど、要件は何なの?」
と聞くと
「我、闇一歩手前の消費者金融で小判20両を融資されたり。金利、共々合わせて100両、一括返済を迫られるで候。さもなければ、アナタの貯蓄を取り崩しながら、我のために…。」
と、言ってきたのでその日から着信拒否&ラインもブロック中です。
いつの間に、闇金一歩手前の消費者金融なんかでお金を借りていたのでしょうか。
普通、どこも借り入れできない状況だったら仕事しますよね。
虫の知らせでは、彼はヤミ金じゃない消費者金融でお金を借りているそうです。
確かに優良な消費者金融はありますし、どこも借りれない人でもキャッシングができます。
あの人は今、何をしているのでしょうか。あ、牛丼が恋しくなってきたで候。