手軽にお金を借りれるので、今の時代はヤバい。こんなことがいわれています。確かに、気軽にお金を借入できてしまうと、ちょっとした人生の歯車がガンガンに狂っていくことは確かでしょう。

しかしながら、本当に便利だからといってお金が無くなってしまうのでしょうか。便利だからこそ、返済も便利だし、直ぐに借金体質から抜け出すことができるのではないでしょうか。その証拠ではありませんが、ブラックになった人は結構昔の話です。

スマートフォンも全然普及していたわけではなく、なつかしの単色携帯レベルの時期でも多くの人が借金をしていました。そして、そういった人たちがブラックとなっていったのです。おかしいでしょう。普通だったら、気軽にスマートフォンで申込を行うことができる今の時代が危険度が高いような気がしますよね。

ここが、大手消費者金融などのカラクリのひとつなのです。これに気がつくことができれば、ある意味では新しい未来を開くことができる可能性がありますので聞いておいてください。まず、昔の大手消費者金融の借り方から考えていきましょう。昔の大手消費者金融の場合ですが、店頭にいくか電話かの感じでした。

そして、徐々にではありますが無人の契約機などの登場により、手軽に仕事中にも借入ができるようになったのです。これは、まぁ今でいうスマートフォンやパソコンで簡単に借入できる、というレベルとあまり変わりはありません。

しかし、ここからが違うのです。普通に、機械的な人生を歩んでいる方であれば、これといって特に特別な感情が無いのでかまいませんが、普通の人は融資を申込ことに抵抗を感じます。当然ですよね。人からお金を借りる時って、非常に気まずいですし、相手の顔色を伺いながら悲しい気持ちになって行動を起こさなければなりません。

そこで、駄目な人と思われてしまったら一生そうですし、あの時は悪かったで済ますことができる、その後の人生の明るいビジョンが立てられているのかも難題です。そういった背景がある分、なかなか無人契約機であっても立ち入るのには勇気がいるわけです。さらに、問題となってくるのが誰かに見られているのではないか…という、疑心です。

大手消費者金融などの無人契約機に入っていくところを見て、「やば…あの人、ゲキマブ良い男…」といって、そこのヘナヘナと座り込んでしまう人がいるでしょうか？「やべ…あの女、マジでマブい…。マジ、我慢できねっつのぉぉ！」と、無人契約機に入っていく女性を見て興奮する男性がいるでしょうか。

普通、「うわ…お金に困ってここまで来たか…情けなし…」と、どちらかというと軽蔑の目で見られることが多いのではないでしょうか。

別に、犯罪を行っているわけでもありませんし、ただただお金を融資してもらうということだけです。それなのにも関わらず、いかにも世紀末的な犯罪をおかしているような目で見られるのは、誰にとっても心外なわけです。

さて、話は戻りますが、こういった苦痛にも耐えつつ、ドキドキしながら命がけでお金を借りたとすれば、それはもう冒険です。冒険で手に入れたものは、大切にするでしょう。とある、伝説の洞窟で人食いワニなどからどうにか逃げてしまった場合、そこで手に入れた金銭はいきなり売り飛ばすことはありません。

大切に、大切に取っておくはずです。そのため、無人契約機でお金を借りた人の殆どが、大手消費者金融に強い思い入れがあるわけです。であれば、より大切に融資されたお金を持っているのでは？という、そういった疑問が立ち上がります。

しかしながら、それは甘い考えですね。この無人機は冒険、さらには格好悪いようなことと説明しました。しかし、それは人間の背徳感なのか分かりませんが、危険にさらされたことがあると、その刺激をまた求めてしまうのが人間なのです。

エベレストは命がけで本当に上らなければなりません。さらに、入山料として100万円くらいは支払うのです。他国にお金を支払って、今から死ににいってきま～す！と敬礼している人をアナタはどう思うでしょうか。

アホですよね。しかし、エベレストが全然平坦で大したことの無い山であれば、誰も挑戦することはありません。危険で、死を伴うからこそ、スリルがあるのです。実は、大手消費者金融はそれなのです。

ブラックは、この無人契約機でのスリルをまた味わいたくなってしまうのです。だからこそ、どんどん無駄にお金を散財してしまい、また新しい大手消費者金融で借入を企むわけです。完全に悪循環なのですが、これが借金大魔王を製造する作戦でもあるのです。

ブラックとなった人の多くは中小金融にいって目が覚めるといわれています。ブラックでも貸し付けしてくれる、さらにはちゃんと良い意味で説教もしてくれる。これこそが、大手消費者金融の借金の大きなポイントといわれています。みなさんも、気軽よりスリルを求めるのでしょうか。分かりませんが、くれぐれも常識の範囲で努力を続けていただきたいと思います。

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